相続が発生したらどうする!?遺産相続の注意点・要点はこちら
被相続人の方が亡くなると発生するのが「相続」です。
しかし、一般的に「相続」というものは人生の中でそう何度も経験するものではありません。
そのためいざ「相続」が発生してから「何から始めればいいのだろうか?」と思っても、そもそも何をしたらいいのかわからないという方がほとんどなのではないでしょうか?
相続を始めるにあたって
相続を始めるにあたって意識しておいてほしいことがあります。
それは、相続において最もトラブルが発生しやすいのは「遺産相続」であるということです。
ドラマ顔負けのドロドロの遺産相続争いや、元は仲の良かった家族が遺産相続をきっかけに仲たがいなんて言うのも珍しいことではありません。
その「遺産相続」の中でもトラブルになりやすいポイントは大体どのケースでも同じです。
そのポイントを押さえ、初期の段階で適切に対処することができれば、相続紛争は避けることがでます。
本ページからそのポイントを学ぶことで幸せで迅速な相続を達成しましょう!
遺産相続でトラブルになりやすい3つのポイント
遺産相続でトラブルになりやすいのは以下の三つのポイントになります。
遺された遺産を「誰に」「何を」「どれだけ」分けるか、ここについてのトラブルがほとんどです。
本ページではそれぞれについて簡単に説明するにとどめていますので、遺産相続のトラブルの原因ポイントをザックリ掴むのに使ってみてください。
それぞれの項目について、詳しいコラムページの紹介も付けておきましたので、詳しく知りたい方はそちらの記事をご覧ください!
1.誰に(相続人について)
誰がその遺産を相続するのかということです。
一番初めに出てくるのが誰が相続人になるのかという問題です。
原則として、亡くなった被相続人の血縁関係にあり、なおかつ遺産相続で相続を行う範囲に入る親等の人は全員相続人になります。
被相続人の戸籍を収集してこの相続人を確定することになります。
ここで相続人をきちんと確定させておかないと、後々遺産分割協議に漏れてしまった相続人から訴訟を起こされるといった危険性があります。
また、法定相続人という制度も少しややこしいものになっています。
相続順位というものも決まっており、これを見誤るとご自身の想定していた相続が達成されなかったり、思わぬ相続人が現れて資産を持っていかれてしまうといったこともあります。
戸籍収集や法定相続人について詳しくは以下ページへ
2.何を(相続する遺産)
次に出てくるのが、何が相続財産にあたり、何が相続で受け継ぐことができるのかという点です。
預貯金や不動産というようなプラスの財産がある一方で、負債や借金などマイナスの財産もあります。
また、一口に不動産と言ってもその価値はどのように算定されるのか、株式の価値はいつ時点のもので算定されるのかなど、遺産分割協議の際に問題となってきます。
遺産の価値の算定を曖昧にした状態で遺産分割を行うと、後々になって不公平を感じた相続人を起因としてトラブルに発展する場合もあります。
また、マイナスの財産しか残っていない場合には相続放棄という選択肢も出てきます。
この相続放棄は、読んで字のごとく、財産を相続する権利を放棄するというものですが、こちらについては三か月の期限が付いているものになります。
「何を」という一つとっても多くのトラブルの種が隠れています。きちんとした知識をつけてから遺産相続に臨みましょう。
遺産の分類や相続放棄等について詳しくは以下ページへ
『遺産の分類とその相続方法【遺産相続の基礎を徹底解説!】』はこちら>>
3.どう分けるか?(遺産分割の方法)
最後にどのような形で遺産を分けるのかという「遺産分割」の問題が残ります。
遺産分割と言っても、なにもきれいに等分するだけが選択肢というわけではありません。
特に不動産が相続財産に含まれている場合には簡単に「分割」できないという問題もあります。
遺産分割に際してどのような分割の選択肢があるのかを知っておくことも重要な備えになります。まずは遺産分割そのものの知識を付けておきましょう。
遺産分割について詳しくは以下ページへ
遺産分割がよくわからないという方へ
当事務所では、遺産分割や相続に関するお悩みや疑問をお持ちの方に向けて相続の無料相談を行っております。
少し話を聞いてみる程度でも一切構いませんので、是非一度ご相談にお越しください。
皆様の悩みを解決するために、相続に専門特化した司法書士が親切丁寧にお話をお伺いして疑問を解消してまいります。
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この記事を担当した代表司法書士
アコード相続・遺言相談室
代表司法書士
近藤 誠
- 保有資格
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司法書士・簡裁訴訟代理認定司法書士
- 専門分野
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遺言、家族信託、M&A、生前贈与、不動産有効活用等の生前対策
- 経歴
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司法書士法人アコードの代表を勤める。20年を超える豊富な経験、相続の相談件数6000件以上の実績から相談者からの信頼も厚い。